函館出身の私としては、函館に黎明薬湯があった事は学生の頃から知っていましたし、私の校区内だったもので身近な温浴施設でした。
この黎明薬湯はフランチャイズ事業として、札幌の清田健康センターや旭川、苫小牧など全道に拡がり24時間営業で簡易宿泊もできるとして、トラックドライバーやサラリーマンが頻繁に利用していましたが、近年の温泉ブームで競合店も増え、少しずつ店舗も減り、ついに函館も看板を下ろすことになったのです。
そこで、私どもの会社とお取引のある企業がこの函館の施設を買取り「函館健康センター 湯都里ゆとり」として再オープンすることになったのです。
弊社の仕事は、黎明薬湯の看板を湯都里に変更する看板工事。
ロードサインの場所探しからはじまって、その制作。
オープンの広告。北海道新聞の広告です。
回数券などの消耗品印刷物。携帯のメール会員システムの構築。などなど広範囲でした。
残念ながら食器や厨房道具などは地元の企業に僅差で負けてしまいました。
やはり送料などでちょっと勝てなかったです。
9月1日の道南版の道新夕刊のTV欄に広告が出ています。
小さなころから、自分の身近にあった施設が生まれ変わるお手伝いを少しでもできるって偶然とはいえ幸せなことだと思いますし、特別な事だとも思います。
もちろん仕事ですので一生懸命やるのは当たり前ですが、少しだけ地元に貢献できたような、ちょっといい気分で函館を後にしました・・・。
いろいろ協力いただいた皆さん、ありがとうございました。